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ヤード工事は続く つづき [活動報告]

前回の続きです。
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車両庫前に連なる分岐器の群れ

ヤード工事のうち、車両庫付近の線路敷設工事も大詰めになってきています。車両庫の前には6台の分岐器が並び、ヤードらしい壮観な光景が広がっています。
しかし、一方で分岐器が連なるとそれだけ調整も大変になってきます。通常の線路では問題なく走行できる車両でも、分岐器では割り込み脱線や乗り上げ脱線をしてしまう危険があります。そのため、軌間や、ガードレールの間隔を調整したりして、スムーズに通過できるような調整が必要になってきます。まきば線の車両たちはあちこちの軌道から集まってきており、車輪の厚さやバックゲージ(車輪の内側の間隔)もまちまちですから、この調整も結構大変です。しかも、今回敷設した分岐器の中には一見DSS(ダブルスリップスイッチ)と見紛うような複合分岐器もあり、調整には気を使います。
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“DSS”もどきの複合分岐器
脱線防止のため微妙な調整が要求される

昨年から始まったヤード整備工事は、さまざまな方々に支えられ、これまでにヤードの中心となる車両庫の建設のほか、8台の分岐器と約200mの軌道敷設などが行われてきました。また、当分乗降の予定はないものの、本線と機関庫線との間には枕木で土留めした土のプラットホームもできつつあります。土盛のホームの向こうに車両庫や機関庫が広がる光景は、往年の軽便主要駅をほうふつとさせるものがあります。

今後はさらに、本線から機関庫線への分岐器と、三線の車両庫のうち二線の接続、留置線・砕石積込線の敷設などが行われる予定となっています。ヤード用枕木の在庫の関係から軌道の敷設は一時中断していましたが、近日中に枕木も搬入され、今年中には車両庫の1・2番線の線路も本線につながる予定になっています。露天で保管されてきた車両たちも、今年の年越しは屋根の下で過ごせることになりそうです。
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機関庫や車両庫・給水塔を背景に、土盛のホームに蒸機列車が佇む

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