ヤード工事は続く [活動報告]
先日の蒸機列車運行日、土曜日は朝から結構激しい雨でした。しかし、午前中のうちにだんだん小降りになり、お昼前にはほぼ上がっていました。そこで、雨上がりを待って、機関庫線の保線が始まりました。
この本線から機関庫への線路は5月のゴールデンウイーク直前に突貫工事でつなげたのですが、その当時手持ちの砕石が少なかったこともあり、軌道が給水塔脇でちょっと下がってしまっています。もちろん徐行して通過しますので、普段使う分には大きな問題はないのですが、砕石もあり人手もあるこの日は絶好の保線のチャンスです。
下がってしまった軌道を調整するために、まずはレールを本来あるべき高さまでジャッキで持ち上げます。工事区間には分岐器が2セットあり、手持ちのジャッキでは一度にはジャッキアップできず、二度に分けてのかさ上げとなりました。
続いて砕石を満載したナベトロから砕石を散布します。約10mほどの区間でしたが、分岐器があったこともあり、なんとナベトロ5杯分の砕石が路盤へと吸い込まれていきました。
続いて投入した砕石を枕木の下に入れ込むべく、タイタンパー大会が始まります。もともと雨上がりで地盤が緩んでいるうえに、ナベの砕石を空けた時に、ナベの中にたまった雨水も一緒に散布されてしまい、ぬかるみ状態になっているところもありましたが、それにもめげず延々とタイタンパーで砕石を搗き固め続けます。
結局、工事区間の搗き固めが終了した頃にはすっかり日は沈んでいたが、機関庫線の高低差は解消されたのでした。
タグ:保線作業
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