機関庫線つながる?!

機関庫に向けて新たに設置された分岐器

前々回お知らせしたとおり、まきば線では現在、本線から機関庫に繋がる線路が途切れてしまっています。機関庫に取り残された３号機６号機をはじめとした蒸機機関車たちは、本線に出ることができません。本線上には１０２号機と５号機の２両のディーゼル機関車がいますので、通常の営業運行などには問題ありませんが、このままでは１ヵ月後に迫った蒸機列車運行が出来ません。
そこで、孤立した機関庫を再び本線につなげるべく、まきば線では毎週にわたり機関庫線の敷設作業が続けられています。
４月３日・４日に行われた活動では、いよいよ本線と機関庫のレールが繋げられました。まだ分岐器内などでリードレールやトングレールが取り付けられていない部分もあり、また、バラストも入っていないため車両が走行できる状況ではありませんが、それでも目処は立ちました。

本線側の分岐器も姿を見せ始めた

本線から分岐してすぐのところに取り付けられた分岐器は、以前車両留置線の奥に設置されていた通称“いい加減ポイント”を再利用しています。
この分岐器は以前事務局長が中心となって作成した分岐器で、曲線分岐になっていますが、軌間がビミョーにいい加減でしたのでこのような呼び名が付いていました。これまでは設置場所が車両留置線の奥ということもあり、少々いい加減でも大勢に影響がありませんでしたが、今回の取り付け位置では、ヤードに出入りする全車両が通ります。
代表幹事曰く「ちゃんと修正して取り付けるからダイジョーブ！」とは言ってはいるものの、もともとの素性が怪しい分岐器だけに調整に苦労しそうな気配です。

しかし何はともあれレールは繋がりました。あとは“いい加減ポイント”を含めたいくつかの分岐器を完成させ、バラストを入れて通り直しをすれば一応機関庫の車両の出入りは出来るようになります。
ゴールデンウイークの蒸機列車運行まであと１ヶ月足らず。作業は急ピッチで進んでいます。

問題(?)の“いい加減ポイント”

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