移動の日 その3 [活動報告]
前回に引き続き、7月21・22日の活動の報告です。
機関車の車体を移動させると、次はいよいよアルミバンの荷箱です。
この荷箱はもともと4トントラックの荷箱で、まきば線の工具・部品類の保管倉庫として使っています。
今回の移動距離はほんの数メートルですが、方向も90度転換させる必要があります。移動作業は、まず中に入れてある工具・部品類を運び出すことから始まります。
荷箱前の中庭に荷物を運び出す
どんどん運び出す
気が付くと中庭は荷物の山
よくもまぁこれだけのものが入っていたなというほどの荷物を運び出し、荷箱はようやくカラになります。そして軽くなった荷箱をジャッキアップし、その下にレールを差込んでいきます。そのレールの上を滑らせて、移動させようというのです。
差し込んだレールの頭には潤滑油を塗り、滑らせやすくします。そして今回大活躍の小型ユンボでジワジワ引っ張ります。すると荷箱は少しづつ移動していきます。
レールの上を少しづつ移動していく荷箱
移動用のレールは下に枕木を敷いてほぼ水平になるようにしていますが、慎重に作業を進めていきます。
機関車の車体横を荷箱が通過していく
設置予定地で微調整
そして、午後4時頃にはようやく目的地に到着、枕木製の基礎の上に設置完了して移動作業は終了しました。
移動完了に喜ぶ羅須地人たち
あとは中庭の荷物類を再びしまいこんで今回の作業は完了です。
画像で見るとあっという間に完了したように見えますが、実際は動輪の移動から始めて、丸二日の作業となりました。湿度も気温も高い中で、汗をだらだら流しながらの大量の重い荷物運びに、作業にあたった羅須地人たちは「こりゃビ〇〇〇ブ〇〇キャンプよりツラい。“羅須ぶーぶーキャンプ※”だ!」などの声が上がっていたのでした。
肉体的にもハードで、しかも“移動”ばかり、あんまり鉄道と関係ない作業が続きましたが、まきば線を維持していくにはこのような作業も重要です。
この作業が終ったことで、いよいよ機関庫改良計画も本格化していくことでしょう。
※羅須ぶーぶーキャンプ
動いた分だけ痩せそうですが、このキャンプでは、その分以上に飲み食いしますので残念ながら痩せません
補記
今回の作業が行われた両日にわたり、日本経済新聞さんが取材され、8月2日夕刊に記事が掲載されました。
ユンボを操る代表幹事氏がカラー写真で出ています。
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