5月4日 “夜の部”のフィナーレ [活動報告]
羅須地人たちが見守る中、仕上げの整備が行われる
夜も10時を過ぎた深夜の機関庫、羅須地人たちが見守る中、いよいよ3号機の運転準備が整いました。
キャブには通称“瀬野八コンビ”のYさんとHさんが乗り込みます。じわっと加減弁を開けると、シリンダーのドレンから水蒸気を吹き上げながら、3号機がゆっくりと動き始めました。そのまま機関庫線を進み6号機の横を通り抜けます。その横では青さんとSさんが心配そうに見守っています。
深夜の機関庫線へ乗り出します
機関庫線内で短い距離を何度か往復の結果、シリンダーのドレン弁に少々不具合がありましたが、その場で調整して準備完了、いよいよ深夜の試運転です。
本線に留置してあったフラットカーを連結し、即席の試運転列車ができました。この列車のレギュレタを握るのはTさん、カマを焚くのは青さんという往年の名コンビです。連結されたフラットカーにはその他のメンバーみんなが乗り込みます。
深夜のため、そっと小さな汽笛を一声鳴らして、3号機が出発します。そして自らの前照灯で軌道を照らしつつ、まきば線を走っていったのでした。
3号機は見事に復活
3号機はこれまでのお休みを微塵も感じさせない軽やかな動きで、深夜のまきば線を見事走りきりました。本線を1周して機関庫横に帰ってきた試運転列車は、そのまま祝杯の会場に早代わりです。
3号機復活にかんぱーい!
蒸機列車運行初日、展示線に留置されていたときには、正直「今回は3号機は間に合わないかも」とも思っていたメンバーも少なくありませんでしたが、ふたを開けてみれば、青さんやTさんを初めとして、皆の情熱が一つになり、この夜の復活運転になったのでした。
レギュレタを握ったTさんによると、非常に反応もよく、使用に問題はなさそうだということで、明日の最終日には6号と共に3号機も運用に入ることも決まりました。明日がますます楽しみになってきました。
6号機と並んで明日を待つ
3号機の火も落とされると、楽しい“夜の部”もそろそろ終わりです。
明日も早朝から運行準備があります。羅須地人たちは満足感を胸に、それぞれの寝床へ入っていったのでした。
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