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5月3日 そして夜は更けゆく [活動こぼれ話]

食卓広がる
前回お伝えした食卓改良工事は無事完了し、食卓は全天候型の金属製天板に改造されました。
羅須地人たちがゆったり座ってじっくり呑めるという目的は無事達成、青さんなどは焼酎パックをドンと置き、さっそく汽車談義の花が咲き始めました。


広々の新しい食卓で
いつものように宴会

アジャパーさんのインドカレー
3日の夕方、バイクの後部シートに大きな寸胴鍋をくくりつけ、まきば線になぞのインド料理人アジャパー・デューさんが現れました。そして機関庫裏の厨房に入り、おもむろに調理を始めたのでした。私たちのためにお料理を振舞ってくれるというのです。
このアジャパーさん、なんだかどこかのお蕎麦屋さんで見たような方のような気もしましたが、ご本人は
「ワタシハあじゃぱー・でゅーデス! いんど料理店あじゃぱーカラ来マシタ!」
と、言い張るのでした。


インド料理人のアジャパーさん

すでに下ごしらえを済ませてきていただいたようで、アジャパーさんの寸胴からはすぐに芳しい香りが流れ出しました。お鍋の中をのぞかせていただくと、大きなお鍋いっぱいのインドカレーです。
「マトンのインドカレーだよ。『インド“風”カレー』じゃなくて、『インドカレー』だからね」
アジャパーさんは、素性を聞かれたとき以外は、まるで生粋の日本人のように流暢な日本語で受け答えします。
マトンたっぷりのインドカレー、1日蒸機列車を運行し、くたくたでぺこぺこの羅須地人たちには素晴らしいプレゼントです。
アジャパーさんは他にもまきば線の線路脇に咲いていた菜の花を使っておひたしを作っていただいたり、至れり尽くせりのサービス振りです。


菜の花のおひたしもあっという間の
インド料理人アジャパーさん

途中、炊飯器の内釜が行方不明になるトラブルはあったものの、アジャパーさんのインドカレーは無事完成、大絶賛のなか、羅須地人たちの胃袋へとどんどん収まっていったのでした。


羅須地人はもちろん
たまたま通りがかった人もインドカレーを堪能

このインドカレーは、羅須地人の中に一大ムーブメントを起こし、アジャパーさんが羅須地人の食欲も考慮して大鍋いっぱいに作っていただいたおかげで、このあと3食にわたりインドカレーという羅須地人も続出したのでした。

青さんの鉄道美学講座開講
さて、カレーでおなかもくちてきたところで、やおら機関庫の中で一つの輪ができました。その輪の中心にいるのは、羅須地人鉄道協会創立の立役者の一人にして、初代代表幹事である青さんその人です。その青さんを囲み、『鉄道の“美しさ”とな何か』について考えようという青さんの講座が開催されたのでした。
もともと羅須地人鉄道協会は、鉄道趣味を自己表現の一つとして捉え、芸術活動としての鉄道建設に取り組んでいくという思想の基に設立されています。ですからわたしたちの活動には“美学”がなければなりません。日々の活動では、修理や保線に追われ、“美学”よりも“効率”が優先されてしまうことがあります。しかし趣味でやっている以上、まきば線にいらっしゃる方々に効率だけではない鉄道の魅力を伝えていきたいという思いもあります。
そこで原点に立ち返り、『鉄道美とはなにか』についてもう一度考えてみようということで、今回の講座開講になったのでした。この日の夜は日中の気温がうそのように冷え込みましたが、機関庫内では薪ストーブにも火が入り、夜遅くまで鉄道美学論の熱い議論が途切れることはありませんでした。
まずは第1回ということで、その序論についての講義でしたが、この鉄道美学講座は引き続き実施される予定になっており、今後もまきば線メンバーみんなで鉄道美についての認識を深めていくことになりました。


機関庫の中、鉄道美について語る青さんとその仲間たち


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