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1号機、自力で走行する?! [活動報告]

井笠客車とともにレストア作業が進められている1号機ですが、井笠客車の進捗に負けてなるものかと、最近拍車がかかってきています。
中でも、この冬、とっちゃんぶにゃんさんの“浜松コンビ”は足回り関係を中心にレストア作業に取り組んできました。
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シリンダーブロックのケレン作業を行うとっちゃん

そして、3月下旬にはシリンダーやロッド関係の目途がつき、3月24日にはいよいよ試験走行にチャレンジすることになったのでした。
とはいえ、目途がついたのは走り装置のみで、蒸気配管関係はまだこれからですので、今回は機関庫に設置されているコンプレッサーからエアホースで圧縮空気を供給しての試験走行です。

試験走行前日の3月23日、浜松からの距離をものともせず駆け付けたとっちゃん、ぶにゃんさんの両氏は、到着早々、さっそく調整にとりかかります。
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調整に余念がないぶにゃんさん

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試験配管用のパーツも作成される

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準備作業は試験走行前日の夜遅くまで続けられた

そして迎えた3月24日、いよいよ試験走行へのチャレンジ当日です。
この日のために、新調されたピストン棒と弁棒が用意され、シリンダー周りでひときわ輝いています。
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ピカピカのピストン棒

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同じくピカピカの弁棒

機関庫のコンプレッサーから供給される圧縮空気で動かすための配管作業も行われます。
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シリンダーブロックの蓋に臨時の配管用バルブがとりつけられる

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そのバルブにコンプレッサーからのホースが繋がれる

これまで、従来の部品の調整のみならず、損耗した部分の修正、さらには欠損したり使用不能な部品の新製まで行い、ようやくこの日を迎えています。それでも試験走行の直前までロッド周りの調整作業が行われます。
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とっちゃん(手前)ぶにゃんさん(奥)連携作業でロッド調整が続けられる

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当たりなどを見ながら微妙な調整も

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ピストン棒弁棒がまぶしい調整中のロッド周り

そして、調整も目途がつき、いよいよ試験走行に挑戦です。いよいよコンプレッサーからのバルブが開かれ、試験用の配管に圧縮空気が送り込まれてきます。
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心配そうに見守るぶにゃんさん

圧縮空気とはいえ、ボイラーからの蒸気に比べ圧力もそれほど高くはできずパワーはあまり期待できません。また配管が細いため、速く動かすこともできません。とっちゃんぶにゃんさんはもちろん、2日間の準備作業を見守ってきた羅須地人たちも心配そうに見守っています。

最初の動き出しは一番転がり抵抗も大きくトルクが必要なため、軽く手を添えてみます…。
そして……。

何が起きたかは こちらの動画でご確認下さい。

外部から供給された、しかもか細い配管からの圧縮空気ですので、“自力”というには非常に微妙~ではありますが、久しぶり(おそらく半世紀ぶり位?)に1号機が自分の走り装置で動いたのです!

走行可能なことが分かり、これまでの作業に自信を持ったとっちゃんぶにゃんさんの両氏は、「次はほかの機関車から蒸気もらって動かすぞ~!」と更なる野望に鼻息も荒くなっておりました。
1号機レストアの更なる進捗が期待できそうです。
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