蒸機運行以外にもイロイロありました その2 [活動報告]
GWの蒸機列車運行は、残念ながら雨降りのスタートとなってしまいましたが、そのままへこんでいる羅須地人メンバーではありません。機関庫内では“浜松コンビ”こと、とっちゃん&ぶにゃんさんの両名が、ここぞとばかりに1号機レストアに取り組んでいます。
1号機のすぐ横では、ロッドのメタル調整作業が行われています。磨り減ったメタルに肉盛り用のホワイトメタルを流し込み、軸とのすり合わせを行っていきます。
すり合わせる軸に光明丹を塗り、あたっている部分があれば丁寧に削って、再びアタリを見ていく、という根気の要る作業でしたが、土砂降りの雨が機関庫の屋根をたたく中で、淡々と作業は続けられていきます。
一方その横では、ロッドに注油管を取り付ける作業が行われています。外は雨、すぐそばではホワイトメタルを溶かすコンロが燃えているという蒸し暑い状況の中、「曇らなくて良いんだよね~」とのことで、“浜松コンビ”らしく防護用にバイク用ヘルメットを装着して作業にあたります。
ロッドのメタルが取り付く部分に、潤滑用の給油管が通されて、効率の向上が図られます。
この作業の中で、ロッドにメタルを合わせてみたりしましたが、メタル調整用の楔があきらかにロッドと合っておらず、1号機の“ニコイチ疑惑(※)”がますます深まったのでした。
さらに続きます。
1号機のすぐ横では、ロッドのメタル調整作業が行われています。磨り減ったメタルに肉盛り用のホワイトメタルを流し込み、軸とのすり合わせを行っていきます。
すり合わせる軸に光明丹を塗り、あたっている部分があれば丁寧に削って、再びアタリを見ていく、という根気の要る作業でしたが、土砂降りの雨が機関庫の屋根をたたく中で、淡々と作業は続けられていきます。
一方その横では、ロッドに注油管を取り付ける作業が行われています。外は雨、すぐそばではホワイトメタルを溶かすコンロが燃えているという蒸し暑い状況の中、「曇らなくて良いんだよね~」とのことで、“浜松コンビ”らしく防護用にバイク用ヘルメットを装着して作業にあたります。
ロッドのメタルが取り付く部分に、潤滑用の給油管が通されて、効率の向上が図られます。
この作業の中で、ロッドにメタルを合わせてみたりしましたが、メタル調整用の楔があきらかにロッドと合っておらず、1号機の“ニコイチ疑惑(※)”がますます深まったのでした。
さらに続きます。
※ニコイチ疑惑:
1号機には銘板などはなく、もちろん設計図等も残されていないため、いつどこでどのように製造されたかは一切わかっていない。しかし、明らかにメーカー品と思われるシリンダー等の精度の高い鋳物パーツが使われている一方で、直角や平行が出ていない部分があったり、明らかに品質やサイズの異なるパーツもあることから、複数の機関車のパーツの寄せ集め、いわゆる“ニコイチ”あるいは“サンコイチ”ではないか、との疑惑も持ち上がっている。
この1号機はいわゆる“ドコービル”タイプの機関車であり、土木工事現場などでの使用実績も多いことから、どこかの現場で工事中に壊れた機関車を、近くの町工場等で再生し、その際足りない部品は他の壊れた機関車から調達したのではないかという“仮説”が立てられている。しかしあくまでも“仮定の話”であり、この機関車が昭和20年代に糸魚川の東洋活性白土専用線にやってきたときからすでに“来歴不明”の機関車だったことから、その経歴を究明する手立てはほぼ絶たれており、真相はもはや藪の中と思われる。
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