渡り線大活躍 [トピックス]
すでにお伝えしたように、ゴールデンウイークの蒸機列車運行直前の4月24日、本線と機関庫線が結ぶ“渡り線”が開通しました。これまでは機関庫や車両留置線から本線へのアクセスは1ヶ所に限られていましたが、この渡り線の開通により2ヶ所からアクセスできるようになり、より柔軟な車両運用が可能となったのでした。
そして迎えたゴールデンウイークの蒸機列車運行では、ヤードと本線のアクセス改善のみならず、先行列車を追い越すための“待避線”として、また、機関車の付け替えのための“機回し線”など、多彩な運用が行われ、早速その有効性をいかんなく発揮しました。特に、本務機と補機の付け替えや、旅客列車と試運転列車など2列車運行時の列車退避など、従来の運用と比べ、運用手順も単純化され、安全性も向上したものと思われます。
まきば線の蒸機列車運行時は、最大で蒸気機関車3両、ディーゼル機関車2輌の合計5両の機関車が可動状況になります。そのため、運用管理はパズルのように複雑化することもあります。しかし、この渡り線開通により、運用を担当した運転指令も「運用の選択肢が増え、運行管理がとても楽になった」と喜んでおりました。
また、今回の渡り線開通、プラットホーム完成を受け、羅須メンバーからもいろいろな活用のアイディアも出てきており、まきば線ヤードも今後ますますにぎやかになりそうです。
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