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なんとあの機関車がっ?! [活動報告]

4月最初の日曜日、日もすっかり落ちた頃、まきば線の機関庫で驚くべき光景が展開されたのでした。
なんと、“あの機関車”がゆっくりと機関庫に入れられていくのでした!


“あの機関車”がいま機関庫に入ってゆくっ!

ということでずいぶん長い間ヤードに留置(放置?)されていた12号機インジャンジョーが機関庫に納められたのでした。
べつに機関車が機関庫に入っているのが何がおかしいのかと言われてしまえば、ちっともおかしくありませんが、インジャンジョーの場合は少々違います。

インジャンジョーといえば、今をさかのぼること四半世紀以上前、昭和56年(1981年)に羅須地人鉄道協会で製造された蒸気機関車です。羅須製の蒸気機関車第1号でもあり、またこの機関車があったからこそその後のポッターもある、という由緒ある機関車です。
糸魚川で火が入れられた後、永らく休眠状態でしたが、まきば線の活動が始まり突如復活しました。平成7年頃までは火が入っており、フラットカー就役まではまきば線唯一のボギー車両として軽やかなジョイント音を響かせていました。
しかし出力向上のために蒸気エンジン駆動の循環ポンプを使用するという特殊な構造が災いし、循環ポンプの故障とともに、いつしか火が入らなくなってしまいました。その後雨ざらしのまま側線のあちこちをたらい回しにされる間に、床板は抜け落ち、サビも進行するという哀れな姿を晒してきました。生みの親であるTさんをはじめ羅須の人々も「いつかはなんとかしてやりたいなぁ」という気持ちはあるものの、日々の活動の中でつい後回しになってしまっていたのでした。


機関庫に入ったインジャンジョーとその生みの親Tさん
その隣には兄弟機ポッター号が

機関庫に入れられたということは、否が応にも目に付きます。やらなければならない作業は山ほどありますが、もう、いつまでもインジャンから目を背け続けるわけにもいかないでしょう。ということは、いよいよインジャンにも復活の日が近づくのでしょうか?!
インジャンの今後に注目です。


その夜はインジャンを前に、昔話とこれからの話に花が咲いたのでした

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コメント 2

VX2000

糸魚川時代のインジャン、ここにもいます。ご覧下さい。(ぎゃらりぃ管理人)
     ↓
http://www5f.biglobe.ne.jp/~makibalg/archival01.htm
by VX2000 (2007-04-15 12:44) 

事務局長

インジャンは単機走行でも精一杯という非力な機関車(?)ですけど、なんだか不思議な軽快感のある車両でしたね。
復活には構造的な部分から見直しの必要がありそうですが、きっといつかまたひょっこりと復活し、バカバカと薪を燃やしながらまきば線を走ってるんじゃないでしょうか?
by 事務局長 (2007-04-15 22:01) 

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