本線改修作業完成! その6 [活動報告]
前回からの続きです。
翌日の4日も蒸機運転終了後から線路敷設作業が再開され、前日の踏切の先にさらに線路が延ばされます。まずは線路の延長線上に枕木が配置されていきます。
この区間ではなんと樹脂枕木が登場です。この区間は踏切が移設される予定となっており、一度踏切として道路まで施工してしまうと枕木交換も大変になります。そのためメンテナンスフリー化を図るために樹脂枕木を使用することになったものです。確かにお値段は高めですが、枕木交換のために消費される時間を考えると結果的にこちらのほうが効率的だという判断がなされました。
コンクリート枕木と樹脂枕木が混在する高規格軌道ということで、ますます2フィートゲージの軽便鉄道保存団体とは思えない光景です。
その後、6月初旬には乗り場側の作業も進みます。乗り場から分岐してデルタ線を形成していた部分を改修して今回延長中の軌道に接続しようというものです。
デルタ線を形成していたレールは剥がされて新線区間に転用されます。カーブの曲率はジンクロで修正です。
ちょうどジンクロ作業を見ていた“小さなお客さん”、どうやら「 鉄 保線の血」が騒ぐらしく、作業に飛び入り参加する一幕もありました。お母さんはハラハラしながら見守っていましたが、幼児にしてこの作業に興味を持つとは将来が有望です。あと15年位たったらまた遊びに来ていただきたいものです。
まだ続きます。
翌日の4日も蒸機運転終了後から線路敷設作業が再開され、前日の踏切の先にさらに線路が延ばされます。まずは線路の延長線上に枕木が配置されていきます。
この区間ではなんと樹脂枕木が登場です。この区間は踏切が移設される予定となっており、一度踏切として道路まで施工してしまうと枕木交換も大変になります。そのためメンテナンスフリー化を図るために樹脂枕木を使用することになったものです。確かにお値段は高めですが、枕木交換のために消費される時間を考えると結果的にこちらのほうが効率的だという判断がなされました。
コンクリート枕木と樹脂枕木が混在する高規格軌道ということで、ますます2フィートゲージの軽便鉄道保存団体とは思えない光景です。
その後、6月初旬には乗り場側の作業も進みます。乗り場から分岐してデルタ線を形成していた部分を改修して今回延長中の軌道に接続しようというものです。
デルタ線を形成していたレールは剥がされて新線区間に転用されます。カーブの曲率はジンクロで修正です。
ちょうどジンクロ作業を見ていた“小さなお客さん”、どうやら「
まだ続きます。
本線改修作業完成! その5 [活動報告]
前回からの続きです。
ヤード入り口部分の改修工事が終わり、ホハ5が本線に出られるようになりましたが、工事はまだ終わっていません。1番線が本線として開通したものの、2番線・3番線はまだ途切れたままです。
そこで蒸機列車運行期間でもある5月3日から5日にかけても工事が続けられています。
5月3日の午後から2番線の延長作業が始まりました。
2番線のうち、改修しなければならない部分の軌道はすでに撤去されています。そしてこの日の工事に先駆けて保線大臣豊N氏の指導により、コンクリート枕木と15kg/mレールを組み合わせた10mの軌框が用意されていました。保線大臣が普段本業で実施しているサブロクゲージの軌道工事と同様の工法で、この軌框を2番線の先に接続するというのです。
3日の営業列車終了後、いよいよ延長工事が始まります。
用意された軌框を延長位置まで運ばなくてはなりません。しかしこの軌框は2フィートとはいえ重量が2トンほどもあり、もはや人力での運搬は不可能です。そこで助っ人にゆめ牧場さんのミニユンボが登場です。軌框にワイヤーをかけて運搬します。
もちろん、この重さではミニユンボ1台でも荷が重過ぎます。さらに当会所有のミニユンボも登場して2台で敷設位置に移動させます。コンクリート枕木の軌框に響き渡る2台のユンボのエンジン音、もはやアマチュアの保存活動とは思えない光景が広がります。
今回の工事区間には踏切があり、そこはゆめ牧場さんのトラクター遊覧も通行するルートになっています。夕方から始まった作業ですが、明日朝の時点で踏切が通行可能になっていないと、ゆめ牧場さんの明日の営業にご迷惑をおかけしてしまいます。ですので、踏切部分が通行可能になるまでは作業を終えるわけにはいきません。日が暮れた後も投光器を設置して作業が続きます。
まずはユンボとバールを駆使して軌框の位置決めを行い、改修しない部分の軌道の先にレールを接続します。そして砕石を入れ、道床を造ります。さらに踏切となる道路との交差部分には砕石が入った土嚢を敷設します。この砕石入り土嚢を使った工法も保線大臣豊N氏直伝であり、サブロクの保線現場でもよく使われる方法だそうです。
今回は線路の間にこの土嚢を詰め込み、道路としての通行を確保します。
日中の蒸機列車運行後に夕食も摂らずに開始されたこの作業、ようやく道路が通行可能になったのは、3日夜8時過ぎのことでした。
心地よい疲労感や充実感とともに、羅須地人たちは意気揚々と冷えたビールの待つ罐猫軒宴会場へと引き上げていったのでした。
まだ続きます。
ヤード入り口部分の改修工事が終わり、ホハ5が本線に出られるようになりましたが、工事はまだ終わっていません。1番線が本線として開通したものの、2番線・3番線はまだ途切れたままです。
そこで蒸機列車運行期間でもある5月3日から5日にかけても工事が続けられています。
5月3日の午後から2番線の延長作業が始まりました。
2番線のうち、改修しなければならない部分の軌道はすでに撤去されています。そしてこの日の工事に先駆けて保線大臣豊N氏の指導により、コンクリート枕木と15kg/mレールを組み合わせた10mの軌框が用意されていました。保線大臣が普段本業で実施しているサブロクゲージの軌道工事と同様の工法で、この軌框を2番線の先に接続するというのです。
3日の営業列車終了後、いよいよ延長工事が始まります。
用意された軌框を延長位置まで運ばなくてはなりません。しかしこの軌框は2フィートとはいえ重量が2トンほどもあり、もはや人力での運搬は不可能です。そこで助っ人にゆめ牧場さんのミニユンボが登場です。軌框にワイヤーをかけて運搬します。
もちろん、この重さではミニユンボ1台でも荷が重過ぎます。さらに当会所有のミニユンボも登場して2台で敷設位置に移動させます。コンクリート枕木の軌框に響き渡る2台のユンボのエンジン音、もはやアマチュアの保存活動とは思えない光景が広がります。
今回の工事区間には踏切があり、そこはゆめ牧場さんのトラクター遊覧も通行するルートになっています。夕方から始まった作業ですが、明日朝の時点で踏切が通行可能になっていないと、ゆめ牧場さんの明日の営業にご迷惑をおかけしてしまいます。ですので、踏切部分が通行可能になるまでは作業を終えるわけにはいきません。日が暮れた後も投光器を設置して作業が続きます。
まずはユンボとバールを駆使して軌框の位置決めを行い、改修しない部分の軌道の先にレールを接続します。そして砕石を入れ、道床を造ります。さらに踏切となる道路との交差部分には砕石が入った土嚢を敷設します。この砕石入り土嚢を使った工法も保線大臣豊N氏直伝であり、サブロクの保線現場でもよく使われる方法だそうです。
今回は線路の間にこの土嚢を詰め込み、道路としての通行を確保します。
日中の蒸機列車運行後に夕食も摂らずに開始されたこの作業、ようやく道路が通行可能になったのは、3日夜8時過ぎのことでした。
心地よい疲労感や充実感とともに、羅須地人たちは意気揚々と冷えたビールの待つ罐猫軒宴会場へと引き上げていったのでした。
まだ続きます。
本線改修作業完成! その4 [活動報告]
前回からの続きです。
5月の蒸機列車運行日でもあった5月4日、高規格化が完了したヤード入り口部分、本来の目的どおりに木造客車が通過可能かの入線試験が行われました。
早朝6時前から起きだしてきた羅須地人たちによって、ホハ5に1501を繋げた試験編成が用意され、103号機を先頭にヤードから出てきます。
試験編成は「事務局長ポイント」を廃して緩やかになったヤード入り口からスムーズに本線に出てきました。そのまま乗り場へのカーブに入って行きます。
過去、ホハ5改軌直後にまきば線本線へ乗り入れた際、ヤードの入り口はやや無理やり通過したものの、この区間はどうしても通過することができず本線を1周することは叶いませんでしたませんでした。今回の線形変更でようやく本線周回できることになります。
羅須地人たちがデッキで見守るなか、ホハ5は当線最急カーブをゆっくりと通過していきます。そして早朝6時半頃、試験編成は無事この区間を通過し、羅須地人たちの拍手と歓声がまきば線に響いたのでした。
あとの区間は過去に通ったことがありますので、ここを通過してしまえばまきば線1周も目前です。103号機は軽やかに乗り場を通過しオメガカーブにかかります。羅須地人たちにも楽観ムードが漂います。
…ところがなぜか試験列車はこのオメガカーブ半ばでストップしてしまいます。
羅須地人たちから笑顔が消え、原因を探しに下回りを覗き込みます。
どうやら、以前通過したときよりオメガカーブの曲率がきつくなっていたらしく、ホハ5の台車首振り限界を超えていたため、停止してしまったようでした。
保線大臣によると、このオメガカーブはまきば線本線でももっとも低い位置にあり、少しづつ重みで本線エンドレスの歪みが集まってきてしまったのではないか、とのことでした。
この日は蒸機列車の営業運行日でもあり、その準備のため時間切れとなってしまい、試験列車はヤードへと戻っていきました。しかし、この日の日中、保線大臣の音頭のもと羅須地人戦隊バールマンたちの活躍によってオメガカーブの歪みも修正され、ホハ5は無事オメガカーブも通過したのでした。
まだ続きます。
5月の蒸機列車運行日でもあった5月4日、高規格化が完了したヤード入り口部分、本来の目的どおりに木造客車が通過可能かの入線試験が行われました。
早朝6時前から起きだしてきた羅須地人たちによって、ホハ5に1501を繋げた試験編成が用意され、103号機を先頭にヤードから出てきます。
試験編成は「事務局長ポイント」を廃して緩やかになったヤード入り口からスムーズに本線に出てきました。そのまま乗り場へのカーブに入って行きます。
過去、ホハ5改軌直後にまきば線本線へ乗り入れた際、ヤードの入り口はやや無理やり通過したものの、この区間はどうしても通過することができず本線を1周することは叶いませんでしたませんでした。今回の線形変更でようやく本線周回できることになります。
羅須地人たちがデッキで見守るなか、ホハ5は当線最急カーブをゆっくりと通過していきます。そして早朝6時半頃、試験編成は無事この区間を通過し、羅須地人たちの拍手と歓声がまきば線に響いたのでした。
あとの区間は過去に通ったことがありますので、ここを通過してしまえばまきば線1周も目前です。103号機は軽やかに乗り場を通過しオメガカーブにかかります。羅須地人たちにも楽観ムードが漂います。
…ところがなぜか試験列車はこのオメガカーブ半ばでストップしてしまいます。
羅須地人たちから笑顔が消え、原因を探しに下回りを覗き込みます。
どうやら、以前通過したときよりオメガカーブの曲率がきつくなっていたらしく、ホハ5の台車首振り限界を超えていたため、停止してしまったようでした。
保線大臣によると、このオメガカーブはまきば線本線でももっとも低い位置にあり、少しづつ重みで本線エンドレスの歪みが集まってきてしまったのではないか、とのことでした。
この日は蒸機列車の営業運行日でもあり、その準備のため時間切れとなってしまい、試験列車はヤードへと戻っていきました。しかし、この日の日中、保線大臣の音頭のもと羅須地人戦隊バールマンたちの活躍によってオメガカーブの歪みも修正され、ホハ5は無事オメガカーブも通過したのでした。
まだ続きます。
本線改修作業完成! その3 [活動報告]
前回からの続きです。
11月下旬にヤード入り口部分のポイント解体作業が始まります。
数奇な運命をたどりヤードへの入り口になっていた通称“事務局長ポイント”、微妙な内方分岐のポイントという点が買われこの場所に抜擢されていましたが、井笠客車通過不能なためとうとう解体です。これでもう当分ヤードの車両たちは出入りできなくなります。
つづいてその場所に改めてカーブの緩やかな分岐器を新たに設置します。1番線は2番線には接続できなくなりますので、そのまま延長してガラスハウス方向を目指します
さらに今後のメンテナンスフリー化とコスト削減を目的にその先に乗り場方向へ延びる線路にはコンクリート枕木が投入、まきば線に“高規格軌道”が登場することは以前お知らせしたとおりです。
車両庫裏の臨時枕木製造所からのコンクリート枕木出荷が増えるとともに“高規格軌道”はじわじわと延びていき、5月の蒸機列車運行を控えた4月中旬にはいよいよ臨時本線からの切り替え工事が行われました。
この切り替え工事に伴い、4月13日から営業列車が走行する本線は1番線経由となり、5月の蒸機列車も1番線を通っての運行となったのでした。
まだ続きます
11月下旬にヤード入り口部分のポイント解体作業が始まります。
数奇な運命をたどりヤードへの入り口になっていた通称“事務局長ポイント”、微妙な内方分岐のポイントという点が買われこの場所に抜擢されていましたが、井笠客車通過不能なためとうとう解体です。これでもう当分ヤードの車両たちは出入りできなくなります。
つづいてその場所に改めてカーブの緩やかな分岐器を新たに設置します。1番線は2番線には接続できなくなりますので、そのまま延長してガラスハウス方向を目指します
さらに今後のメンテナンスフリー化とコスト削減を目的にその先に乗り場方向へ延びる線路にはコンクリート枕木が投入、まきば線に“高規格軌道”が登場することは以前お知らせしたとおりです。
車両庫裏の臨時枕木製造所からのコンクリート枕木出荷が増えるとともに“高規格軌道”はじわじわと延びていき、5月の蒸機列車運行を控えた4月中旬にはいよいよ臨時本線からの切り替え工事が行われました。
この切り替え工事に伴い、4月13日から営業列車が走行する本線は1番線経由となり、5月の蒸機列車も1番線を通っての運行となったのでした。
まだ続きます
本線改修作業完成! その1 [活動報告]
まきば線本線のヤードとガラスハウス前を結ぶ区間の本線改修工事が、8月9日、足掛け2年のときを経ていよいよ完成しました。
もともとこの区間の本線は、当初からまきば線随一の急曲線でもあり、過去にも大規模改修工事が行われたこともありました。その後も依然として急な曲線ではありましたが、営業列車が走る区間やヤードからの引き上げ線として活用されてきました。
しかし、2011年に旧井笠鉄道の木造客車が入線して状況は一変しました。なんと改軌された木造客車がこの区間の曲線を通過できないことが判明したのです。この区間を改修しなければ、井笠客車はヤードから出てくることもままなりません。
この区間にはヤードの出口となる分岐器、踏み切り、そしてデルタ線への分岐器などがひしめいており、これ以上曲線を緩和させるには大幅な線形の変更を含んだ大規模な改修が必要です。
そこでデルタ線の廃止を含む大改修工事が行われることになりました。
まずは、その準備作業としてデルタ線の撤去作業が始まったのが昨年1月のことでした。
続きます。
もともとこの区間の本線は、当初からまきば線随一の急曲線でもあり、過去にも大規模改修工事が行われたこともありました。その後も依然として急な曲線ではありましたが、営業列車が走る区間やヤードからの引き上げ線として活用されてきました。
しかし、2011年に旧井笠鉄道の木造客車が入線して状況は一変しました。なんと改軌された木造客車がこの区間の曲線を通過できないことが判明したのです。この区間を改修しなければ、井笠客車はヤードから出てくることもままなりません。
この区間にはヤードの出口となる分岐器、踏み切り、そしてデルタ線への分岐器などがひしめいており、これ以上曲線を緩和させるには大幅な線形の変更を含んだ大規模な改修が必要です。
そこでデルタ線の廃止を含む大改修工事が行われることになりました。
まずは、その準備作業としてデルタ線の撤去作業が始まったのが昨年1月のことでした。
続きます。
ゴールデンウイークの蒸機列車運行は無事に終了いたしました [活動報告]
5月ゴールデンウイークの蒸機列車運行は、おかげさまで天候にも恵まれ無事に終了いたしました。
初夏のような気候の中、今回もたくさんの笑顔を乗せて大賑わいのまきば線となりました。
おいでいただきました皆さま、どうもありがとうございました。
なお、次回の蒸機列車運行は5月23日(土)、24日(日)の予定です。
まきば線に高規格軌道が!! [活動報告]
昨年暮れからヤードから乗り場までの区間の本線改良工事本格化していますが、そこにいよいよ高規格軌道が登場です。しかもなんとコンクリート枕木!
このコンクリート枕木、腐食しないためメンテナンスフリーが期待されるとともに、なんと調達価格が木製枕木の5分の1ということで、今後の本線改良への活用が期待されています。
ちなみに、長年にわたって“へろへろ派”との抗争が続いていた“高規格派”の親玉である豊N保線大臣も、この軌道に「総○本線並み」とにんまりです。
しかし“へろへろ派”も甘んじて受け入れたわけでもなさそうで、代表幹事T田氏は「まだこれでできあがりじゃないから。まぁ見ててヨ(笑)」と“へろへろ派”としての秘策の存在をほのめかしていました。
この区間の本線改良工事はこの春完成予定で着々と作業が進捗中です。
このコンクリート枕木、腐食しないためメンテナンスフリーが期待されるとともに、なんと調達価格が木製枕木の5分の1ということで、今後の本線改良への活用が期待されています。
ちなみに、長年にわたって“へろへろ派”との抗争が続いていた“高規格派”の親玉である豊N保線大臣も、この軌道に「総○本線並み」とにんまりです。
しかし“へろへろ派”も甘んじて受け入れたわけでもなさそうで、代表幹事T田氏は「まだこれでできあがりじゃないから。まぁ見ててヨ(笑)」と“へろへろ派”としての秘策の存在をほのめかしていました。
この区間の本線改良工事はこの春完成予定で着々と作業が進捗中です。
2015年仕事始め! [活動報告]
三が日も明けたばかりの1月4日、羅須地人たちがまきば線に集まり、2015年の最初の作業が行わました。
今年最初の活動日ではありますが、年末からの持ち越しだったヤード入り口付近の敷き替え作業などいきなりハードな線路敷設作業で幕を開けました。
ここの作業が終わらないことには車両庫の車両たちが本線に出られないこともあって、初日からどんどん作業が進められていったのでした。
1月はこのあと4日の公式活動日が予定されていますが、代表幹事T氏いわく「自分はこのあと今月7回作業するからみんなよろしくね~!」と、新年早々からおおいに盛り上がっています。
なにはともあれ、最初から飛ばしすぎなような気もしなくはありませんが、今年の活動も無事スタートしました。
3号機用ボイラー、サッパボイラさんに搬入! [活動報告]
羅須地人鉄道協会の顔ともいえる3号機ですが、近年、ボイラーの調子が思わしくなく今年2月の大雪の際に火が入ったとき以来、運行休止が続いております。この状況を打破すべく、いよいよボイラー載せ換え作戦が企画されることとなりました。
載せ換え予定のボイラーは、6号機が里帰りする際、他の予備部品とともに台湾から里帰りしたボイラーです。3号機・6号機と同型のボイラーで、一時このボイラーを利用してモーガルテンダー機関車の製造が計画され、煙室部分が加工されたことがありましたが、結局使用されないまま、他の予備部品などとともに保管されてきました。
もとのボイラーと同型でしかも劣化が少ないということで、今回3号機用のボイラーとして白羽の矢が立ったものです。
そして載せ換えに先立ち、安心して使用するためにもオーバーホールを、ということで、大阪のサッパボイラさんで、修繕を行うことになりました。サッパボイラさんといえば日本の保存鉄道界でも知らない者はいない、蒸気機関車ボイラー修繕のエキスパートです。過去にはJR東日本さんのD51498号機に始まり、いくつもの大型蒸気機関車用ボイラーを修繕してこられています。
このたび、この3号機用ボイラーの修繕も請け負っていただけることとなり、遠路はるばる大阪にあるサッパボイラさんの工場に搬入することとなりました。
12月16日の午後、3号機のボイラーは雨の降るまきば線で2トントラックに載せられました。そしてT田代表幹事自らハンドルを握り一路大阪へ向かいます。そして翌日の朝にはサッパボイラさんの工場に無事搬入されたのでした。
工場では折しもJR西日本のD51200号機のボイラーと、JR東日本のC57180号機のボイラーが修繕中であり、その中をまるでおもちゃのような3号機用ボイラーが運び込まれました。
3号機用ボイラーはここでオーバーホールされたのち、ふたたびまきば線に戻り3号機に載せられる予定です。
今年の蒸機列車営業運行は無事終了いたしました [活動報告]
11月23日(祝)・24日(振休)の2日間にわたって実施された蒸機列車運行は、おかげさまで無事に終了いたしました。
両日とも晩秋のうららかなお天気に恵まれ、ご家族連れから鉄ちゃんまで、幅広いお客さんに、小さな蒸気機関車の旅をお楽しみいただきました。
この運行をもって今年の蒸機列車営業運行を終わりますが、今年も大きな事故もなく無事に終了することができました。これはメンバー各位の尽力もさることながら、いろいろなみなさんにいただいたご支援のおかげでもあると実感しております。
あらためてご支援いただいた皆さまに感謝申し上げます。
また、次回の蒸機列車運行は5月のゴールデンウイークを予定しています。
それまで約5ヶ月ほどの間があきますが、車両の整備や保線が行われる予定です。しかし代表幹事T氏にはそのほかにもいろいろと暖めている“企て”があるようで、他のメンバーも「次はいったいナニが…」と戦々恐々としていいるようです(笑)
なにはともあれ、今年、まきば線においでいただいた方、どうもありがとうございました。
またのおいでをお待ちしています!
※なお、立山DLによるまきば線の運行は、ゆめ牧場開園日に通常通り行われていますので、ぜひ遊びにおいでください!