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『全国せまい線路サミット』に参加します [トピックス]

今週末の11月4日に高知県の馬路村で『全国せまい線路サミット in 高知』が開催されます。羅須地人協会でも事務局長と広報担当の2名が参加させていただくことになりました。

この『全国せまい線路サミット in 高知』は、「(魚梁瀬森林鉄道の)開通100周年の記念事業として、本サミットを開催。魚梁瀬森林鉄道と同じく、狭軌の鉄道遺産を保存活用している全国各地の活動グループの方々を中心に馬路村魚梁瀬地区にお招きし、せまい線路遺産を活かした地域づくりを考えます。また、活動団体や鉄道ファンなどとのネットワークをつくり、全国に向けた鉄道遺産の魅力の発信を目指します。」(全国せまい線路サミットin高知ホームページより)とのことで、“あの” 魚梁瀬森林鉄道のあった馬路村魚梁瀬地区で開催されます。

“その筋”の方なら馬路村といえば、かつて魚梁瀬森林鉄道があり、さらにディーゼル機関車などをレストアや新製(!)して保存運転を行っていることでもご存知の方は多いのではないでしょうか。数々の森林鉄道の痕跡が国指定重要文化財にも指定されるなど、鉄道文化遺産の保存活用についても熱心に取り組まれているところです。

正直申し上げて、四国の高知、しかもそこからさらに奥の馬路村魚梁瀬ともなると、関東地方在住ですと少々ハードルが高く、これまで往訪したことはありませんでした。しかし、今回サミット事務局からお誘いをいただき、参加させていただくことになりました。

残念ながら今回はゲージも違うこともあり(もちろん輸送費やらなにやらいろいろありますが(汗))、車両の持ち込みは行いませんが、“せまい線路”について、いろいろな方といろいろなお話ができるかと思うととても楽しみです。

サミット自体は事前申し込み制とのことですが、10月31日まで受け付けているそうです。他にサミットを絡めたバスツアーや前夜の懇親会などいろいろな企画もあるとのことですので、“せまい線路”にご興味がおありの方はぜひご参加されてはいかがでしょうか!

「本物のSLで自由研究」開催! [トピックス]

8月25日(土)午後に、成田ゆめ牧場さんのイベント「本物のSLで自由研究」が開催されました。
このイベントは、毎年8月に開催されているイベントで、今年も暑い中、蒸気機関車好きの親子さんたちがまきば線機関庫に集まりました。
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蒸気機関車の仕組みを講習中

蒸気機関の原理や蒸気圧を回転に変える仕組みなど、6号機を使って実地に見てもらったあと、焚口への給炭やボイラーへの給水などを間近で見てもらいました。また、希望者には実際に運転台に座ってもらい、機関車のにおいや熱気なども体感してもらいます。
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運転席に座って機関士気分!

機関庫での実地講習を終えた後は、親子で蒸機列車に乗車です。夏真っ盛りのまきば線をじっくりと堪能いただきました。
今回は、例年よりも参加人数が少なかったようですが、逆に機関車をじっくりと見て触れて嗅いで感じていただけたようです。
当日おいでいただいた皆さん、お疲れ様でした。
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真夏のまきば線を蒸機列車が走る

今週末のJAMコンベンションで講演させていただきます! [トピックス]

今週木曜日(8/17)から3日間の予定で東京ビックサイト「第13回国際鉄道模型コンベンション(JAM Convention)」が開催されます。
このコンベンションは単なる模型ショウに止まらず、多くのファンの皆さんも参加して、作り上げた作品を公開展示したりと、とても楽しい鉄道模型イベントで、今回で第13回を迎えます。タイトルのとおり鉄道模型のイベントなのですが、羅須地人鉄道協会としても少なからずご縁があり、2005年に開催された第6回ではビックサイトにポッターを持ち込み、有明の空に石炭の煙をたなびかせたりしました。

そして今回もさまざまな方々のご理解ご支援もあり、私たちにまきば線に関してお話する機会をいただくことになりました。


開催2日目の8月18日、11時から12時30分まで「蒸気機関車の走る軽便鉄道を目指して」というタイトルで、代表幹事の角田と事務局長の相場がお話をさせていただきます。
このJAMに参加される方々は、同じ鉄道趣味人とはいえ、模型がメインの方々と思われますので、当会の活動にご興味を持っていただけるか不安な面もあります。しかし、私たちの活動自体、“実物大の模型”っぽいようなこともやっておりますので、なるべく皆さんにも親近感を持っていただけるようなお話をさせていただく予定です。

なお、JAMにご入場いただくには入場料が必要ですが、模型メーカーの展示即売だけでなく、サークルの展示参加もありますので、模型のお好きな方であればとても楽しめるイベントです。また、今回は鉄道連隊のE型タンク蒸気機関車の実物展示もありますので、軽便蒸気機関車がお好きな方にもお勧めの内容です。一方、私たちがお話させていただく講演会場でも、いろいろと興味深い講演が予定されています。

ちなみに、私たちが講演を行う会場は約100人程度のキャパシティと伺っております。ガラガラですといろいろとご尽力いただいた方にも申し訳ありませんので、ご用とお急ぎのない方はぜひおいでいただければと思います。

それでは多数の皆さんにご来場いただき、JAM会場でお会いできるのを楽しみにしています!

今年も「本物のSLで自由研究」が開催されます [トピックス]

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昨年の「本物のSLで自由研究」の様子

8月の夏休みシーズンに、成田ゆめ牧場さんで毎年開催されるイベントに「本物のSLで自由研究」というものがあります。
このイベントは、夏休みに「親子一緒にできる企画を」と、成田ゆめ牧場さんのほうで企画・運営して毎年開催しており、当会も全面協力させていただいています。毎回多くのご家族連れにご参加いただきご好評をいただいています。昨年の様子はこちらをご覧ください。

そして今年も8月25日(土)に開催されることになりました。例年は8月初旬に行われていましたが、今回は8月下旬と、より“夏休みの自由研究に切羽詰った”お子さんにぴったりの企画となりました(笑)
詳細は成田ゆめ牧場さんのページをご覧いただくとして、蒸気機関車好き、軽便鉄道好き、トロッコ好きなどの親子連れの皆さん(がどのくらいいらっしゃるかわかりませんが…)、ぜひご参加ください!

まきば線にもラッピング列車(?)登場! [トピックス]

近年、各地の鉄道会社でさまざまなラッピング列車が話題になっていますが、なんと、まきば線にもラッピング列車(?)が登場しましたっ!
どんなラッピングかというと……








『うし柄』!
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うし柄列車に手を振る羅須地人たち

これは、いま成田ゆめ牧場さんで開催中の『牛月間』イベントの一環で行われたもので、客車として使用中の1501号に「うし柄」のラッピングが施されています。
『牛月間』は7月16日までだそうですので、このラッピングも期間限定になると思われます。ラッピング列車ファンの皆様(ってのがいらっしゃるかどうかわかりませんが…)、ぜひ『うし柄ラッピング』のまきば線をお見逃し無くっ!

『忘れ得ぬ鉄道情景 No.1』が発行されます! [トピックス]

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来る5月21日に株式会社エリエイ プレス・アイゼンバーンより『忘れ得ぬ鉄道情景 No.1』が発売されます。

モデラーな日々:忘れ得ぬ 鉄道情景 No.1  5月21日発売

詳細はリンクをごらんいただくとして、なんとこの本は1960年代末から1970年代に鉄道趣味界に一大ブームを巻き起こし、「羅須地人鉄道協会」結成の母体となった“あの”「けむりプロ」メンバーが直接企画監修しているのです。企画・監修の青山東男氏は当会の初代代表幹事・杉 行夫氏は当会の現会長ということで、当会としても他人事ではありません。

上芦別の大コン9200の表紙には、“あの”やかんのマークと共に『KEMURI PRO.』の懐かしいロゴ! 伝説の名著『鉄道讃歌』を思い起こさせる表紙デザインは、当時を知るファンにとっては涙モノではないでしょうか。また、このNo.1では『成田ゆめ牧場「まきば線」だより』ということで、まきば線もご紹介いただいています。

5月21日の発売とのことですが、すでに早売りの書店では店頭に並んでいるとの情報も入っています。実はまだ事務局長も内容を拝見していないのですが、見つけ次第、早速入手する予定です。
“No.1”ということで、“No.2”以降の続編の計画もあるそうですが、その企画が進むか否かはこの“No.1”の売り上げにかかっているそうです。ぜひ皆さんもお手にとっていただき、できればご購入いただければと思います。

「けいてつ協会」「貨物鉄道博物館」の皆さんがいらっしゃいました [トピックス]

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6号機を見学するけいてつ協会と貨物鉄道博物館の皆さん

去る11月5日、「けいてつ協会」と「貨物鉄道博物館」の方々がまきば線に見学にいらっしゃいました。

鉄道保存活動にご興味をお持ちでしたらご承知の方も多いと思いますが、けいてつ協会さんといえば、これまで数多くの鉄道車両を解体の危機から救い、鉄道保存活動や出版活動などを行っている団体で、現在は栃木県足尾地区をベースに、日本全国で活動を行っていらっしゃいます。当会でも今年6月の西武鉄道からの井笠客車譲受にあたり、けいてつ協会さんにはコーディネーターとして大変お世話になっています。
また、貨物鉄道博物館さんも、すでにご存じの方も多いと思いますが、貨物鉄道にターゲットを絞り、三重県の三岐鉄道三岐線丹生川駅構内に平成15年に開館した鉄道博物館です。ボランティアによって運営されていますが、貴重な古典貨車をはじめとして多数の車両の保存活動を精力的に進めておられます。大物車の保存では大変大きなニュースになりましたし、最近でもJR貨物より貴重な貨車5輌を譲り受け話題となっています。

そのけいてつ協会さんのほうでも、西武園ゆうえんちにあった4輌の井笠客車のうちホハ6・ホハ10の2輌を譲り受けており、いよいよそのレストア作業をスタートさせることになったそうで、既に作業に着手している当会での進捗状況についてお話を聞きたいということで、今回の来訪となりました。
当日はけいてつ協会さんの岡本さん、名取さんに加え、貨物鉄道博物館理事の北川さんも合流しての合同見学会となりました。

けいてつ協会のお二人は、なにはともあれ客車の保管してある車両庫に直行、レストア中の井笠客車にご対面です。ちょうど片面の側板が外れているホハ5を前に、当会の井笠客車レストア主担当者でもあるU太さんから説明を受けました。
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レストア主担当U太さんから説明を受けるけいてつ協会のお二人
 
車両の現況や損傷の状況、これまでの作業経緯、今後の予定などを説明し、木部欠損の度合いによる具体的な補修方法や使用する樹脂など実務的な意見交換が行われました。

一方、貨物鉄道博物館の北川さんはまきば線初訪問ということで、まきば線の車両たちを興味深くご覧になっていました。ナベトロやフラットカーに始まり、頸城ラキ、レストア中の1号機をご覧頂いたのち、5号機で機関庫からポッター、6号機、3号機の蒸機を引っ張り出して、これらの車両たちもじっくりとご覧頂きました。
貨物鉄道博物館では普段JR・国鉄サイズの3フィート6インチゲージ車両のレストアに取り組んでいらっしゃるからか、逆にまきば線の軽便車両は新鮮に映ったと見えて、構造や設備等、たくさんの質疑が交わされました。

その後、全員で5号機の牽く特別列車にご乗車いただき、視察を終了しました。
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特別列車にご乗車いただいた名取さん(左)、北川さん(中央)、岡本さん(右)

視察終了後には、けいてつ協会の岡本さんや貨物鉄道博物館の北川さんからは、ぜひそれぞれの活動場所にもおいでくださいとのお言葉もいただき、今後の交流拡大を約して解散となりました。
先日いらっしゃった「くびきのお宝のこす会」をはじめ、全国各地で鉄道の保存活動が進められています。わたしたちとしてもこのような保存団体の皆さんと相互に協力関係を築くことによって、わたしたちの活動のレベルアップを図ると共に、“鉄道保存”活動のより一層の発展に寄与できればと考えています。
おいでいただいた各団体のますますのご発展をお祈りいたします。
タグ:お客さま

「くびきのお宝のこす会」の皆さんがいらっしゃいました [トピックス]

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ポッターの牽く専用列車にご乗車いただいた
「くびきのお宝のこす会」の皆さん

10月23日の蒸機運行日に合わせて、「NPO法人 くびきのお宝のこす会」の総勢18名の皆さんが、バスに揺られてはるばる新潟県の上越市から成田市のゆめ牧場までおいでいただきました。
すでにご存じの方も多いことと思いますが、「くびきのお宝のこす会」は、上越市くびき地域の貴重な歴史・文化遺産や自然環境資源を活用し、賑わいと潤いのあるまちづくりをめざして設立されたNPO法人で、旧頸城鉄道百間町駅構内に整備された「レールパーク」にて旧頸城鉄道の車両の保存活動なども行っています。今回は、軽便鉄道車両の動態保存への取り組みや、施設維持管理の取り組み、公開運転の手法や状況などについての話を聞かせてほしいとのことで、まきば線へのご来訪となりました。

早朝に百間町を発って、本州横断してお昼前にゆめ牧場に到着された御一行は、まずはゆめ牧場名物のバーベキューで腹ごしらえいただいた後、まきば線の機関庫にお集まりいただき見学が始まりました。
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ヤードにてみなさんにご挨拶するT代表幹事

まずは当会代表幹事の挨拶の後、事務局長による羅須地人鉄道協会の概要やまきば線での活動についての説明をお聞きいただきます。続いて機関庫周辺の施設などを見学いただき、ちょうどレストア作業が行われている1号機などをご覧いただきました。
説明や見学の合間には活発な質疑が交わされましたが、実際に車両保存活動に取り組まれているだけに、実務的な質問を多く、特に蒸気機関車のレストアや運行については高い関心をお持ちのようで、レストア作業中の1号機の前では多数のご質問をいただきました。
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1号機レストアの状況を説明する事務局長

施設の見学がひと段落したのち、せっかくですのでポッターの牽く蒸機列車に体験乗車をしていただきました。石炭の煙のにおいに「昔はみんなこんな煙だったねぇ」など昔話に花が咲く一幕もありました。最後に、皆さんの地元の頸城鉄道からやってきたラッセル車ラキ1の前で記念撮影を行い、視察は終了となりました。

もともとはわたしたちも手探りで始めた鉄道の保存活動で、わたしたちもこれまでいろいろな方々に支えられて活動を行ってきました。ですから、わたしたちの知識や経験がすこしでも皆さんのお役に立てることができれば、こんなにうれしいことはありません。まきば線でもやらなければならないことはたくさんありますので、直接お手伝いすることはなかなか難しい状況ですが、できるかぎり助け合ってこの保存鉄道の活動を盛り上げていけたらと思います。

なお、「くびきのお宝のこす会」では、今週末の10月29日・30日に公開イベント(PDFファイル)も予定されているようです。同じ軽便鉄道情景を愛する同志として、「くびきのお宝のこす会」のますますのご発展をお祈りしたいと思います。

南軽出版局の『軽便讃歌』『南部軽便の譜』が販売されます(追記しました) [トピックス]

第7回軽便鉄道模型祭に出店した『南軽出版局』は、おかげさまで大盛況のうちに幕を閉じました。
その場で販売された各種頒布物も、大変ご好評をいただきまして、出版局の皆さんの想定を大きく上回る売れ行きとなり、軽便鉄道模型祭終了後も、南軽出版局や当会に頒布物の入手方法等について問い合わせが入るほどでした。

そこで、南軽出版局ではなんとか軽便ファンの皆さんのご要望にお応えすべく販売方法等を模索しておりましたが、今回の頒布物のうち特にご要望の多かった『軽便讃歌』『南部軽便の譜』の2冊につきまして、このたびエコーモデルさんとさかつうギャラリーさんにて、軽便鉄道模型祭と同価格(各700円)にて販売していただけることが決定いたしました。特に、軽便鉄道模型祭当日も、開場早々に売り切れてしまった『南部軽便の譜』につきましては、増刷の上販売するということになりました。また、その他にも10月末に大田区産業プラザにて開催される日本鉄道模型ショウでも販売を予定しているということです。
具体的な販売開始日および販売方法等については近日中にご案内できるかと思いますので下記追記をごらんいただくとして、軽便鉄道模型祭にご来場できなかった方や、ご来場されたものの売り切れで入手できなかった方など、もうしばらくお待ちいただければと思います。

(10/6 23:40追記)
南軽出版局のご担当者よりご連絡をいただき、エコーモデルさんとさかつうギャラリーへ本日発送する手続きを取られたそうです。各店での販売準備もあろうかとは思いますが、近日中に販売開始されることと思われます。各店とも販売開始の際には各ホームページにてご案内いただけるそうです。
また、さかつうギャラリーさんでは通販の対応も行うそうですので、遠方の方はお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

タグ:南軽出版局

『南軽出版局』は大盛況でした [トピックス]

10月2日の『第7回軽便鉄道模型祭』に『南軽出版局』が出店されるということで、その様子を拝見すべく事務局長が目黒さつき会館まで行ってまいりました。
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会場となった目黒さつき会館

同会館2階の3つの部屋が『軽便鉄道模型祭』の会場となっていました。受付もある一番大きな部屋が物販スペースにもなっており、その一角に『南軽出版局』が出店していました。
事務局長が会場を訪問したのは開場から4時間近くが経過した午後3時頃のこと。「この時間にはひと段落ついてまったりしている頃かな」などと、暢気にかまえていたのですが、実際に入場してみると、『軽便鉄道模型祭』自体がまだまだ大盛況で、しかも『南軽出版局』の周囲はお客さんがごった返しており、なかなか近寄り辛いくらいの混雑でした。
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大盛況の『南軽出版局』ブース

午後3時の時点で、すでにいくつかの頒布物は完売しており、メインの頒布物であった『軽便讃歌』も目の前で次々に捌けているようでした。ちなみに事務局長は『軽便讃歌』に加え、『遠山森林鉄道イラストマップ』と『けむりプロ特製やかんマスコット』を購入させていただきました。
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『軽便讃歌』と『けむりプロ特製やかんマスコット』

また、まきば線で切り出していた“井笠客車腰板”も、すでに開場直後に完売してしまったそうで、販売風景を見ることはできませんでしたが、運良く購入された方に現物を見せていただくことが出来ました。
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開場直後に“瞬殺”だった“井笠客車腰板”
表面は磨きが入っており、この車両の歴代の塗膜が!

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裏面には井笠鉄道の社紋などが焼き入れ

また、販売ブースには、緑のボディに“南部軽便鉄道”の社紋をあしらった“羅須 募金箱”が設置され、来場の皆さんから当会へのご寄附を募っていただいていました。
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南軽募金箱!

一方、『南軽出版局』ブースのすぐ隣が講演スペースとなっており、『軽便讃歌2』と題して午後1時から3回の講演が行われました。事務局長は到着時間の関係から、残念ながら最初の梅村さんの講演は聞き逃しましたが、3時からの今井さんの講演と5時からの杉会長の講演を拝聴することが出来ました。
秋田や北海道、そして台湾と、その時その場にいなければ感じられない体験談を、貴重なスライドと共に語っていただき、大変貴重な、しかも楽しい講演となりました。会場の関係から講演スペースは限られており、スライド等は見にくい方もいらっしゃったようですが、音声はマイクで会場内に放送されていたためか、講演終了時には会場全体で拍手が巻き起こっていました。
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講演中の杉会長

午後5時半には最後の講演も無事終了、午後6時頃にはブースの混雑もようやくひと段落し、軽便鉄道模型祭の終了する午後7時をもって、朝から多忙を極めた『南軽出版局』の出店は大成功のうちに終了したのでした。

その後、成り行きから事務局長も『南軽出版局』の打ち上げに参加させていただきました。朝早くからの準備に加え、予想以上の大盛況に皆さんお疲れのことだったと思いますが、その心地よい疲労感に、いい感じにアルコールが沁みわたっていったようでした。その場で頒布物の状況もうかがいましたが、どれも事前の予想を上回る売れ行きだったようで、皆さんの表情や口調からは充実感・達成感が感じられる打ち上げとなりました。
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長い1日が終わっての楽しい打ち上げ

今回の『軽便鉄道模型祭』出店では、『南軽出版局』の皆さんには、ブースに募金箱を設置いただいたり、場合によっては産業廃棄物として廃棄処分とするしかなかった客車腰板に、新たな命を吹き込んでいただきました。また、『南軽出版局』設立の目的の一つとなっていた、井笠客車レストア資金のご寄付についても、当初想定以上の額のご寄付をいただけることになりました。羅須地人鉄道協会といたしましてあらためて感謝申し上げます。
また、当日、会場にて頒布品をご購入いただいたり、募金にご協力いただいた皆さまにも感謝申し上げたいと思います。

この『南軽出版局』、もともとは客車レストア資金を集めることを主な目的の一つとして設立されたこともあり、来年以降の計画は全く白紙だったようです。しかし、今回の成功に気を良くした“主謀者”の方々は、打ち上げの席上でも「さて、来年は何をやろうかねぇ」などと、すでに来年の参加を前提としたお話もされていたようです。来年もまたなにか新しいことが始まりそうな予感です。
『南軽出版局』には抽斗の多い皆さん方が揃っていらっしゃいますし、しかもそれを支援するフォロワーの皆さん方も充実しているようですので、来年もまた楽しい企画をご披露いただけるものと思われます。

『南軽出版局』の皆さま、大変お疲れ様でした!
タグ:南軽出版局

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