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冬の間の活動から その7 [活動報告]

今回も、この冬の間の活動をご報告します。

・立山人車、車輪交換&再塗装
まきば線の立山人車といえば、営業編成で唯一の屋根ありということで、雨の日などには人気の車両です。
元をたどれば、富山県の立山砂防工事軌道からやってきた由緒ある車両です。あまりに由緒ありすぎて、未だに「立山人車」と呼ばれ、まきば線での車両番号すらついていないくらいです(笑)
※ちなみに同じ立山から来たトロッコたちも「立山トロ」と呼ばれており、こちらも未だに番号がありません。

その立山人車ですが、検査の結果、車輪が偏磨耗していることがわかったため、9月中旬よりしばらく営業列車から離脱していました。台湾の某炭鉱で行われていた如く“溶接肉盛り”などの補修案もありましたが、お客さんが乗る車両だけに、きちんと新品車輪を用意することとなり、10月初旬、その注文していた車輪がまきば線に届きました。
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黒光りする“新品”車輪

しかし、ほぼ1年中営業列車に組み入れられているこの立山人車、一度復帰してしまうとなかなかじっくりメンテナンスする機会がありません。せっかくですので、ただ車輪を組み付けるだけではなく、いろいろくたびれたところも修復しようと、“平日会員”さんことU山さんが立ち上がりました。

時は折りしもこれから閑散期、次の繁忙期の来春まで時間はたっぷりあります。U山さん曰く「どうせやるなら」と全塗装に取り組むことになりました。
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完全防備で古い塗装をバリバリ剥離

U山さんはこれまでにも立山DLの全塗装等を行ってきており、その丁寧な作業振りと美しい仕上がりにはメンバー内からも高い定評があります。お仕事の関係でまきば線に来られるのが平日が中心のため“平日会員”と称しているU山さんですが、誰も参加していない平日の機関庫でこつこつと地道な作業をを続けていました。

U山さんは活動日・非活動日の区別無く、時間が取れると作業にあたります。年も明け1月になると全塗装も完了し、U山さんの手で塗装だけでなくその他の各部の補修やメンテも進められていきます。
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すみずみまで気配りが…

2月にはいると、床板や座席が取り付けられ、着々と仕上がってきます。
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床板や座席も付いて最終段階

そして2月25日、この日の運行から“相棒”とも言えるフラットカー1502に連結され、まきば線の“トロッコ列車”に立山人車が帰ってきたのでした。
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久々に営業列車へ復帰

ということで、新品車輪に履き替えて、塗装も新たになった“全検出場”状態の立山人車、ゆめ牧場の営業日には毎日運行されています。春らしい日も多くなってきたまきば線に、ぜひ乗り心地を確かめにいらっしゃいませんか?

…“春らしい日が多くなって”きてしまいましたが、まだまだ冬の活動報告はまだ終わりません。
次回に続きます。
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