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6号機が高性能化? [活動報告]

10月20日・21日の蒸機列車運行時に、メインの機関車として活躍した6号機ですが、実は最近、少し改良が加えられていました。

事の起こりは蒸機運行1週間前の10月13日・14日のこと。とっちゃんさん・ぶにゃんさんの“浜松コンビ”が泊り込みで各種の作業を行っていました。そしてぶにゃんさんが6号機の煙室扉を開けて…
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煙室扉を開けてなにやらごそごそ…

そして、溶接の火花を散らして…
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溶接作業を経て…

そして出来上がったのが、普段は煙室内に隠されて見えない吐出管の改良だったのでした。
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吐出管の改良完了!

この吐出管は、シリンダーで使用した蒸気を煙突へ向けて吐き出すパイプで、この蒸気の排出される勢いで、煙室内の排気を促進するとともに、ボイラーの火室の給気を促し燃料の燃焼を促進します。

ぶにゃんさん曰く、「6号を運転していると、停車中にブロアー程度でシュルシュル煙が上がるのに、力行中はその何倍(何十倍?何百倍?)の蒸気を排気として吹き上げているのにもかかわらず、『走行中もブロアーが効く』とはドユコト?」という疑問が出てきたそうです。
同型機の3号機と比較しても煙の噴き上げ具合が弱く見えたことから6号機の吐出管を見てみると、3号機に比べて太くなっていました。このため、3号機と比べて6号機のほうがブラストが弱くなっているのではないか、という結論に至ったそうです。

そこで吐出管の出口を絞って「今までは口を半端にあけて「はぁ~」と息を吐いていたようなもの、しっかり口を絞って口笛を吹いて走ろう♪」(ぶにゃんさん談)ということになりました。もちろん吐出管の出口を絞ると、理論上その分シリンダーの排気抵抗が増えますが、まきば線での常用速度では問題にはならないだろうということで今回の改良となりました。

そして迎えた20日、朝の昇圧後、試運転を行ってみると、6号機からは以前よりも力強いブラスト音が聞こえてきます。周囲で聞いていた羅須地人たちは口々に「まるで本物の蒸気機関車みたいな音だ!」(←失礼?)などとその6号機の変わりように驚いていました。
そしてブラスト音だけでなくぶにゃんさんの思惑通り煙室の排気効率も向上したようで、実際に罐を焚いた機関助手たちからも賞賛の声が上がったのでした。

当のぶにゃんさんは残念ながらこの日不参加ではありましたが、性能アップの報告を聞き、ペチコートや煙室反射板など、煙室内部の更なる改良に意欲を燃やしていました。次回は11月10日・11日に6号機が運行されます。さらに“蒸気機関車みたいな音”に磨きがかかった6号機を“聴き”にまきば線にいらっしゃいませんか!
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高性能化(?!)された6号機

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