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「けいてつ協会」「貨物鉄道博物館」の皆さんがいらっしゃいました [トピックス]

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6号機を見学するけいてつ協会と貨物鉄道博物館の皆さん

去る11月5日、「けいてつ協会」と「貨物鉄道博物館」の方々がまきば線に見学にいらっしゃいました。

鉄道保存活動にご興味をお持ちでしたらご承知の方も多いと思いますが、けいてつ協会さんといえば、これまで数多くの鉄道車両を解体の危機から救い、鉄道保存活動や出版活動などを行っている団体で、現在は栃木県足尾地区をベースに、日本全国で活動を行っていらっしゃいます。当会でも今年6月の西武鉄道からの井笠客車譲受にあたり、けいてつ協会さんにはコーディネーターとして大変お世話になっています。
また、貨物鉄道博物館さんも、すでにご存じの方も多いと思いますが、貨物鉄道にターゲットを絞り、三重県の三岐鉄道三岐線丹生川駅構内に平成15年に開館した鉄道博物館です。ボランティアによって運営されていますが、貴重な古典貨車をはじめとして多数の車両の保存活動を精力的に進めておられます。大物車の保存では大変大きなニュースになりましたし、最近でもJR貨物より貴重な貨車5輌を譲り受け話題となっています。

そのけいてつ協会さんのほうでも、西武園ゆうえんちにあった4輌の井笠客車のうちホハ6・ホハ10の2輌を譲り受けており、いよいよそのレストア作業をスタートさせることになったそうで、既に作業に着手している当会での進捗状況についてお話を聞きたいということで、今回の来訪となりました。
当日はけいてつ協会さんの岡本さん、名取さんに加え、貨物鉄道博物館理事の北川さんも合流しての合同見学会となりました。

けいてつ協会のお二人は、なにはともあれ客車の保管してある車両庫に直行、レストア中の井笠客車にご対面です。ちょうど片面の側板が外れているホハ5を前に、当会の井笠客車レストア主担当者でもあるU太さんから説明を受けました。
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レストア主担当U太さんから説明を受けるけいてつ協会のお二人
 
車両の現況や損傷の状況、これまでの作業経緯、今後の予定などを説明し、木部欠損の度合いによる具体的な補修方法や使用する樹脂など実務的な意見交換が行われました。

一方、貨物鉄道博物館の北川さんはまきば線初訪問ということで、まきば線の車両たちを興味深くご覧になっていました。ナベトロやフラットカーに始まり、頸城ラキ、レストア中の1号機をご覧頂いたのち、5号機で機関庫からポッター、6号機、3号機の蒸機を引っ張り出して、これらの車両たちもじっくりとご覧頂きました。
貨物鉄道博物館では普段JR・国鉄サイズの3フィート6インチゲージ車両のレストアに取り組んでいらっしゃるからか、逆にまきば線の軽便車両は新鮮に映ったと見えて、構造や設備等、たくさんの質疑が交わされました。

その後、全員で5号機の牽く特別列車にご乗車いただき、視察を終了しました。
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特別列車にご乗車いただいた名取さん(左)、北川さん(中央)、岡本さん(右)

視察終了後には、けいてつ協会の岡本さんや貨物鉄道博物館の北川さんからは、ぜひそれぞれの活動場所にもおいでくださいとのお言葉もいただき、今後の交流拡大を約して解散となりました。
先日いらっしゃった「くびきのお宝のこす会」をはじめ、全国各地で鉄道の保存活動が進められています。わたしたちとしてもこのような保存団体の皆さんと相互に協力関係を築くことによって、わたしたちの活動のレベルアップを図ると共に、“鉄道保存”活動のより一層の発展に寄与できればと考えています。
おいでいただいた各団体のますますのご発展をお祈りいたします。
タグ:お客さま
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