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『南軽出版局』は大盛況でした [トピックス]

10月2日の『第7回軽便鉄道模型祭』に『南軽出版局』が出店されるということで、その様子を拝見すべく事務局長が目黒さつき会館まで行ってまいりました。
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会場となった目黒さつき会館

同会館2階の3つの部屋が『軽便鉄道模型祭』の会場となっていました。受付もある一番大きな部屋が物販スペースにもなっており、その一角に『南軽出版局』が出店していました。
事務局長が会場を訪問したのは開場から4時間近くが経過した午後3時頃のこと。「この時間にはひと段落ついてまったりしている頃かな」などと、暢気にかまえていたのですが、実際に入場してみると、『軽便鉄道模型祭』自体がまだまだ大盛況で、しかも『南軽出版局』の周囲はお客さんがごった返しており、なかなか近寄り辛いくらいの混雑でした。
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大盛況の『南軽出版局』ブース

午後3時の時点で、すでにいくつかの頒布物は完売しており、メインの頒布物であった『軽便讃歌』も目の前で次々に捌けているようでした。ちなみに事務局長は『軽便讃歌』に加え、『遠山森林鉄道イラストマップ』と『けむりプロ特製やかんマスコット』を購入させていただきました。
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『軽便讃歌』と『けむりプロ特製やかんマスコット』

また、まきば線で切り出していた“井笠客車腰板”も、すでに開場直後に完売してしまったそうで、販売風景を見ることはできませんでしたが、運良く購入された方に現物を見せていただくことが出来ました。
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開場直後に“瞬殺”だった“井笠客車腰板”
表面は磨きが入っており、この車両の歴代の塗膜が!

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裏面には井笠鉄道の社紋などが焼き入れ

また、販売ブースには、緑のボディに“南部軽便鉄道”の社紋をあしらった“羅須 募金箱”が設置され、来場の皆さんから当会へのご寄附を募っていただいていました。
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南軽募金箱!

一方、『南軽出版局』ブースのすぐ隣が講演スペースとなっており、『軽便讃歌2』と題して午後1時から3回の講演が行われました。事務局長は到着時間の関係から、残念ながら最初の梅村さんの講演は聞き逃しましたが、3時からの今井さんの講演と5時からの杉会長の講演を拝聴することが出来ました。
秋田や北海道、そして台湾と、その時その場にいなければ感じられない体験談を、貴重なスライドと共に語っていただき、大変貴重な、しかも楽しい講演となりました。会場の関係から講演スペースは限られており、スライド等は見にくい方もいらっしゃったようですが、音声はマイクで会場内に放送されていたためか、講演終了時には会場全体で拍手が巻き起こっていました。
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講演中の杉会長

午後5時半には最後の講演も無事終了、午後6時頃にはブースの混雑もようやくひと段落し、軽便鉄道模型祭の終了する午後7時をもって、朝から多忙を極めた『南軽出版局』の出店は大成功のうちに終了したのでした。

その後、成り行きから事務局長も『南軽出版局』の打ち上げに参加させていただきました。朝早くからの準備に加え、予想以上の大盛況に皆さんお疲れのことだったと思いますが、その心地よい疲労感に、いい感じにアルコールが沁みわたっていったようでした。その場で頒布物の状況もうかがいましたが、どれも事前の予想を上回る売れ行きだったようで、皆さんの表情や口調からは充実感・達成感が感じられる打ち上げとなりました。
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長い1日が終わっての楽しい打ち上げ

今回の『軽便鉄道模型祭』出店では、『南軽出版局』の皆さんには、ブースに募金箱を設置いただいたり、場合によっては産業廃棄物として廃棄処分とするしかなかった客車腰板に、新たな命を吹き込んでいただきました。また、『南軽出版局』設立の目的の一つとなっていた、井笠客車レストア資金のご寄付についても、当初想定以上の額のご寄付をいただけることになりました。羅須地人鉄道協会といたしましてあらためて感謝申し上げます。
また、当日、会場にて頒布品をご購入いただいたり、募金にご協力いただいた皆さまにも感謝申し上げたいと思います。

この『南軽出版局』、もともとは客車レストア資金を集めることを主な目的の一つとして設立されたこともあり、来年以降の計画は全く白紙だったようです。しかし、今回の成功に気を良くした“主謀者”の方々は、打ち上げの席上でも「さて、来年は何をやろうかねぇ」などと、すでに来年の参加を前提としたお話もされていたようです。来年もまたなにか新しいことが始まりそうな予感です。
『南軽出版局』には抽斗の多い皆さん方が揃っていらっしゃいますし、しかもそれを支援するフォロワーの皆さん方も充実しているようですので、来年もまた楽しい企画をご披露いただけるものと思われます。

『南軽出版局』の皆さま、大変お疲れ様でした!
タグ:南軽出版局
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コメント 5

団長

当日仕事で行けなかったのが本当に残念でした。先日成田でこれ売れるかね?と意見を聞かれたので私だったら絶対買う!とお答えした腰板が瞬殺完売とはやっぱりと言う感じです。(私も欲しかったです)津軽塗りのようなあの色合いは最高でした
by 団長 (2011-10-04 00:19) 

羅須事務局長

>団長さん
コメントありがとうございます。
あの井笠客車腰板ですが、もともと、原価はタダかもしれませんが、あの姿にするためにずいぶん手間がかかっています。その手間をかけた方は皆さんそうそうたる方々ばかりということを考えれば、相当な人件費もかかっていたも同然と思われます。
それを1枚500円で販売されたということを後でお聞きしましたが、そりゃあっという間に売り切れるのも当然かと思いますよ。

ということで、入手された方々は大変ラッキーだったと思いますので、大切にしていただければと思います。
by 羅須事務局長 (2011-10-06 00:18) 

高田三郎

ご好評をいただいた「軽便讃歌」「南部軽便の譜」ですが、会場では早々に売れ切れてしまった「譜」は増刷し、2冊ともエコーモデルとさかつうギャラリーにおいてもらえることになりました。
入手できなかった方も、まもなく頒価で購入できるようになりますので、お待ちいただければ幸甚です。
by 高田三郎 (2011-10-06 13:35) 

megane

今月号のTMSで、初めて「軽便讃歌」「南部軽便の譜」が頒布されたことを知りました。何とか、「南部軽便の譜」は手にいれたのですが、「軽便讃歌」の方はとっくに完売だったようで手にいれることができませんでした。こうなると欲しくなるのが私の悪いくせで、「軽便讃歌」の増刷はされないのか教えていただけないでしょうか?
けむりプロと87分署の記事は私にとって鉄道趣味に入るきっかけともいえるもので、小学生の私が軽便鉄道やローカル私鉄という、当時の亜流(失礼?まわりはみんなブルトレ少年でしたから)にのめりこむことになった原因です。どうか、小学生の頃と精神年齢が変わっていない50前の親父にないか情報をいただければと思います。長文失礼しました。
by megane (2011-12-14 13:38) 

高田三郎

「軽便讃歌」はおかげさまで完売しまして、いまのところ増刷の予定はありません。あくまでも非営利の同人集団ですので、費用と在庫管理の問題もありますので。来年の「軽便祭り」にむけて、なにか次の企画が生まれれば、といったところでしょうか。
とくにモデラーの方々のためには、有志が運営しているウェブサイト「MILKYWAY WORKSHOP」で、すこしづつけむり諸先輩の撮影された鉄道情景を紹介できれば、と考えておりますが、なかなか展開が進まないのも事実です。
「譜」のほうは、残部50部を神田の書泉グランデが販売していただけることになりました。今年の軽便祭りで小部数頒布したのはオンデマンド印刷版で、その後のご要望に応じて増刷したものはオフセット印刷していますので、印面としては増刷分のほうがいいと思います。
by 高田三郎 (2011-12-15 12:44) 

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