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井笠客車の調査進む その3 [活動報告]

外装に続いて車室内部の調査も行われています。
まずは2輌ある木造客車のうち、まずは窓回りの傷みが進んでいて早めの補修が必要と思われる平妻車(井笠ホハ5・西武33)のほうから調査が始まっています。

車内はレストランに改造されていて、テーブルが3基設置されています。そのためもともとの座席であったロングシートは、座面が撤去されていますが、背もたれ部分はそのまま残され、製造当時の微妙な曲線も残っています。そして、座面が撤去された壁面と床を覆うようにカーペットが敷き詰められています。テーブルもそのカーペットの下から生えており、まずはこのカーペットを剥がすところから調査が進められます。
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まずはカーペットを剥がす

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カーペットの下にはベニヤ合板

カーペットを剥がしてみると、その下にはベニヤ合板が張られていました。おそらく古くなった床板の補強も兼ねて張られたと思われます。設置されていたテーブルもこのベニヤ合板とロングシートの木製背もたれに木ねじで固定されていました。遊園地での楽しい食卓を演出してきたそのテーブルもいよいよ撤去されます。
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何組ものお客さんが舌鼓をうったテーブルも撤去

大きめのテーブルが、狭い出入り口からデッキそして車外へと、知恵の輪のように運び出されると、つづいて空調用配管も撤去されます。窓が固定されていましたが、当然のことながらこの車両自体は冷暖房装置を持たないので、そのままではレストランとしては問題です。そこで西武ゆうえんち時代はプラットホーム下に空調設備が設置され、ダクトを通じて温風・冷風が供給されていました。ダクトにつながる形で車両の床から直径約30センチ・高さ約1mほどの空調用パイプが設置され、そこから室内に温風・冷風が流れる仕組みだったようです。
おそらく鋼管を加工したものと思われる空調用パイプはずっしりと重く、二人がかりでようやく運び出されました。
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ずっしり重い空調用パイプも車外へ

続きます
タグ:井笠客車
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はな

初めまして。この客車がいた所沢市に隣接する入間市の出身者です。この車両が西武鉄道で現役だったころに何度も乗りました。さよなら運転にも行っています。

レストランとして再利用された時、もう現役の車両として走ることはないだろうと思っていましたが、再び走れることができそうで嬉しい限りです。ぜひ今年中に、足を運びたいと思っています。
by はな (2011-07-11 23:26) 

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