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井笠客車の調査進む その1 [活動報告]

まきば線に井笠の2両の木造客車がやってきて、すでに10日以上が経過しました。
てぐすね引いて待っていた羅須地人たちがそのまま放っておくわけがありません。早速、状況調査が始まっています。
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5号機に牽かれ機関庫に運び込まれる井笠の台車

まずは客車が履いていた台車についての調査が開始されています。
まきば線は全線2フィート(以下2’)ゲージで敷設されており、2フィート6インチ(以下2’6”)ゲージの台車が下ろせる線路はない、と以前お伝えしていました。でも、実はまきば線にも以前から2’6”ゲージの線路が敷設してあったのです。
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機関庫増設時の画像。向かって左の線路が3線になっている

以前、まきば線機関庫を増設するときに“こんなこともあろうか”と、代表幹事T氏が延長増設部分に2’6”ゲージの3線区間を5mほど仕込んであったのです。敷設工事の時には「こんな一部分だけ2’6”があっても意味ないじゃん!」などというメンバーもいたのですが、今になってみると、そのT氏の先見の明に他のメンバー一同感心しきりです。

立山トロから、天井クレーンで吊り上げられた井笠客車のアーチバー台車は、そのまま敷設以来未使用だった2’6”ゲージ線路に載り、まきば線の線路に最初の足跡を残しました。
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吊り上げられる井笠客車の台車
2’6”ゲージ部分のカバーが取り外されている

その後、各部の構造などの詳細が調査されると共に、軸箱などが分解され、2’ゲージへの改軌の可能性についても検討が進められました。
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開けられた軸箱。良く見ると軸には西武のマークの刻印が!

続きます
タグ:井笠客車
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3021

はじめて御邪魔します。

この客車たちには、なにか
「強運」を感じさせられます。

台車の改軌 昔に戻って
「長軸」も ありでしょうか^^

失礼いたしました。
by 3021 (2011-06-30 22:31) 

事務局長

おっしゃるとおり、たしかに強運の持ち主かもしれません。
しかしその背景には、この車両を愛する方々の尽力があったことも
忘れてはならないと肝に銘じています。

改軌できるかどうかも“調査中”ですから、現段階では
どうなるかはまだ申し上げることはできませんが、
この車両を愛してくださったすべての方に報いるためにも、
まきば線で、井笠鉄道、西武山口線、レストランポッポに次ぐ、
第4のステージを用意してあげたいですね。
by 事務局長 (2011-06-30 23:04) 

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