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ヤード改修、最後の分岐器開通 その2 [活動報告]

前回からの続きです。

組み込む分岐器が完成してから1週間後の4月23日、雨が降り、時折強い風も吹くという悪天候のため、一時は作業延期かと思われるような状況でしたが、「保線に雨は関係ない」との保線大臣の一言で敷設作業実施が決行されました。“高規格線路主義者”を自認する保線大臣としては、最近“へろへろ”の話題が続いていただけに久々の本線部分の作業に力が入っているようです。

本線での作業ですから、営業列車運行中は作業ができません。午後4時の運行終了を待って作業開始です。まずは本線のレールを切断し、分岐器が入る部分のレールや枕木を撤去します。
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本線線路を剥がし路盤整備

レール・枕木を撤去した後に、ミニショベルで砕石を均して路盤整理を行います。仮の路盤ができたところでいよいよ横にある分岐器を運び入れます。
しかし2フィート用とはいえ、レールと枕木が組みあがった分岐器は1トン以上の重さがありますので、そう簡単には動きません。分岐器の下に横移動用のレールを仮設置し、その上をスライドさせることになりました。
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分岐器を敷設現場へスライド

まず、分岐器をジャッキアップし、その下にレールを二本平行に敷設します。このレールと分岐器の間にローラーを挟めば、重い分岐器でも人力で動くようになります。そのまま数人で分岐器をゆっくりと押し、するすると移動させていきます。おおよその位置をあわせたら再びジャッキアップします。移動用のレールとローラーを取り除き、そのまま路盤上に降ろせば移動完了です。
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移動完了した分岐器

その後、位置を調整し本線のレールと接続したところでこの日の作業は終了となりました。
悪天候の中の作業、しかも周囲はすでにすっかり暗くなっていましたが、なんとか分岐器の移動・取り付けは完遂することが出来ました。
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本線とつながり喜びに沸く親方と羅須地人たち

あとは明日朝、営業列車運行開始までに砕石を入れ路盤を固めて本線を通行可能にしなければなりません。

次回へ続きます。
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