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2号機と過ごした9日間 その11 [活白2号機]

2号機と過ごした9日間 その10のつづきです。

一方、キャブの後部はその5でもお知らせしたとおり、錆びて腐食した鉄板が取り外され、ぽっかりと穴が開いています。


鉄板が切り取られぽっかりと穴が開いたキャブ後部

取り外された鉄板はコールバンカー(炭庫)とキャブ(運転台)の仕切りですので、なくても外観上大きな違いはなく、“ごまかせる”部分ではあります。しかしこの鉄板がブレーキレバーの台になっているほか、折りたたみ式の運転席もこの鉄板に取り付けられていました。この鉄板がなければ運転席がなくなってしまいます。
「…2号機に松沢さんの席が無いわけにはいかないよな」
メンバーの一人がぽつりととつぶやきました。その一言でこの部分は新しい鉄板から作り直されることが決まったのでした。

まずは腐食したもとの鉄板を採寸し、新たな鉄板から切り出します。椅子やブレーキレバーなどのパーツが付く取り付け穴なども、破片となった古い鉄板から写し取られます。


腐食した鉄板をあてて位置を確認

一方、同様に錆びて腐食した炭庫のふたも補修されました。ほとんどの部分は新たな鉄板に交換されましたが、腐食していなかった取っ手部分は再利用され、微妙な曲げ加工の取っ手が残る新たなふたが出来上がりました。


取っ手部分は古いふた(上)から新しいふた(下)に再利用された

一方、仕切り板の本体もみるみる出来上がっていきます。石炭の取り出し口も切り欠きされ、形が整えられます。
そしてもちろん運転席の取り付け穴も開けられます。


ほぼ形が出来上がる


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