移動の日 その1 [活動報告]
東洋活性白土2号機のことは少し置いといて、通常の活動報告など少々。
(活白2号機はまたあとで続ける予定ですよ)
東洋活性白土2号機がいなくなって少々さみしいまきば線ですが、7月21・22日の両日、通常の活動が行われました。
今回の作業のメインは倉庫代わりのアルミバン(トラックの荷箱部分)を移動させることです。このアルミバンは、まきば線の初期から機関庫の後ろに設置され、工具や部品の保管に大活躍しています。が、このたび機関庫改良計画に伴い、数メートルほど移設+方向変更することになったのでした。
まずそのアルミバンを動かす前に、移動予定地に置かれているものを動かす必要があります。
で、そこに置かれているのは…
「蒸気機関車の廃車体」
だったのでした。
この蒸気機関車は、さる方からお譲りいただいたもので、詳細は不明なのですが、もともと羅須地人の3号機・6号機とともに台湾の基隆炭鉱で使われていたようです。台枠とシリンダー、水タンクのみで、ボイラーやキャブもなく、それなりの見識のある方でないと、一見して蒸気機関車とはわからない代物です。あまり状態がよくないこともあり、手付かずのまま数年前からアルミバン裏の三角地帯にひっそり置かれ、知る人ぞ知る存在でしたが、今回アルミバン移動のためにその重い腰をちょっとだけ動かしていただく必要があります。
まず、この車体を動かす前に、車体と一緒に置かれていた動輪を移動させます。
人力で動かすにはちょっと重い車輪でしたが、如意棒代わりの鉄パイプを使い、なんとか近くを走るまきば線本線に載せます。
鉄パイプをてこ代わりに本線へ運び上げる
そこからは線路上をウエストライン脇の保管場所へと運びます。磨耗が激しいのでうまく転がりませんが、それでも一緒に置かれていた3号機・6号機の古い動輪と共に、なんとか、無事運び終わりました。
線路上を転がして保管場所へ
(この動輪は6号機の古い動輪です)
廃車体はもと基隆炭坑鉄道の〈楠木〉6t機のなれの果ての姿。基隆には同型機が2台いたと物の本に書いてあります。「系譜図」の楠木のページにある臼井先生のショットがこれかな?と思っていましたが、フロントビームのリベット数、手すりの位置、それからビームの鋼板の「流線型」にへちゃむくれ方が違います。
Nさんのご友人でまきば線にいらしたことのある、くろがねのみちさんのキールンのページに掲載されている画像がこの機関車現役当時の様子のようです。
http://www.kurogane-rail.jp/
by VX2000 (2007-07-28 20:18)
町田に転がしてあった8号機の動輪を思い出しますね。
併せて社長宅にボイラーも転がしてあったことを。
あのレールは全部はがしたんでしたっけかな。
今はモノレールも通り、僻地だった種山からも当時の面影は
消えつつありますが、
昨日の参院選挙を見てて、当時の若手の熱いバトルを
思い出したりしました。
多分、そういった過去の経緯で今は疎遠になった人も、
けっこう見ているんではないかな、酒を飲みつつ書き込みました。
by 飲茶 (2007-07-30 22:10)