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5月4日 “夜の部”その2 [活動報告]

3号機復活の夜
この日の夜は、普段の蒸機運行日の夜とはなぜか様子が違いました。
もちろん、この日もおなじみ“アタゴウル亭”のケータリングのお料理が食卓に並び、ビールサーバーからは冷えた生ビールが湧き出しています。アタゴウル亭のご亭主はメンバーの年齢にも配慮し、量より質、体に良いものをということで、この日も鰺の南蛮漬け新玉葱添え、豚肉のとろとろ角煮、肉じゃがのスープ風という羅須地人のハートをがっちりつかむメニューが並んでいました。このままいつものように食卓を囲んでおいしい料理に舌鼓を打ち、夜遅くまで酒を酌み交わしながら汽車談義に花を咲かせるのが通例でした。
しかしこの日、いつもなら食卓に群がるはずの羅須地人たちがいたのは、機関庫でした。そしてその機関庫の中で羅須地人たちがとりかこんでいたのは、朝から復活に向けて作業が進められた3号機でした。まだ作業着姿の羅須地人たちが3号機に取り付いて作業を続けていたのでした。


3号機に群がる羅須地人たち

その中心になっているのは、朝から3号機に取り付いていた青さんと代表幹事Tさんですが、日中は他の作業のために3号機の作業ができなかったそのほかのメンバーも集まり、作業を手伝い始めています。食卓の料理は確実に減っているところを見ると、早めに腹ごしらえを済ませ、再び作業を続けているようです。


青さんの見守る中、キャブ(運転台)内の
パーツを取り付けるTさん

すでに主なパーツは取り付けられ、青さんの指示の元、周囲にいる羅須地人がみんなで圧力計やブロワーバルブの配管など小さなパーツを取り付け、すこしづつ3号機が完成に近づいていくのでした。


作業着を脱いだはずのメカニックSさんも
青さんのお手伝い

そしていよいよすべての部品の取り付けが終了し、3号機に再び火が入れられるときがやってきました。そのとき既に時刻は8時を回っていました。


皆が見守る中、3号機のボイラーに火が入る

焚口から火が入れられ、薪が投入されます。塗装もそして煙突も新しくなった3号機にとって、久しぶりのぬくもりが帰ってきました。もう午後9時近くでしたが、煙突から立ち上る煙をまえに、羅須地人たちの顔には日中の疲れも微塵に感じさせない輝きがあったのでした。


3号機の煙突に煙が戻ってきた

もちろん、参加メンバー全員が一致団結して盛り上がっていたかというと、そうでもありません。いろんな人がいるのが羅須地人で、いつものとおりののん気な奴もいました。


「アタゴウル亭も生ビールも旨~い!」
機関庫の盛り上がりをよそにのん気なAさん

各人各様に楽しい夜を満喫しつつ、“夜の部”はまだ始まったばかりです。
次回に続きます。


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